【信念(信じること)】


人が物事を継続して行えたり、そして何かしらの目的を成し遂げられる為の支えとなるもの。その中で絶対的に必要なものと言えば『信念』です。


成功哲学書や自己啓発書などを読み親しんでいる人達にとっては必ずと言って良いほど目にする言葉でしょう。人それぞれ多少の違いはあると思いますが、『信念』とは、単純に「信じる気持ち」だと僕は思っています。それには『信仰心』も含まれています。

疑念



この信念というもの、本当に間違いなく自分の中にあるでしょうか?ある?それは揺るぎ無い強い気持ちでしょうか?少しでも疑う気持ち『疑念』があれば、自分の中に眠る力を含め、自分の持てる実力を発揮出来ているとは言えないはずです。


疑念があるなら、疑うことにも力を注いでいます。疑いがあるなら信じているとも言えません。それはメンタルブロックとなり願望の達成や信念などを妨げている原因でもあります。


詳しくはメンタルブロックをご覧ください。

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信じる対象はなんでも良い



自分の力と可能性だけを信じる人もいると思います。それは、自分が頑張ってきた中での成功体験という裏打ちされたものがあるからです。なんの根拠も無い自信であったりもします。


さきほど信仰心も信念に含まれると言いましたが、神仏を信じお願いをすることによって力を借りられると信じてる成功者の方々も実際に多くいます。神社仏閣や教会などへ定期的に通う事を大切にしています。特定の数字などほか、縁起というものを担ぎそれを信じる方々も多いです。


神社でユニークな形の小石を拾ってきたとします。それ以来よいことが良く起きるようになった。その小石のご利益を信じ力を貸してもらえると思うのもまた信念であるといえます。ようするに対象がなんであれ、自分が本当に信じるものがあればそれらは自分の信念そのものに変わります。


そんなのバカらしいと思う人には存在しえない力だと言えます。信じる者にしか無いものです。あると思えばそこには存在し、無いと思えばそこには存在しないのです。「あるけど無い、無いけどある」と言えます。決めるのはその人の心です。


よく聞くお話しでしょうが、僕もとても大切なことだと思うので紹介させてください。


知らない人もいると思いますが、アメリカの自動車会社フォード・モーターの創設者であり、自動車王と呼ばれた ヘンリー・フォード(1863年 – 1947年)に関するエピソードです。事実とは多少言葉の使いまわしが違うかもしれませんが、ご了承ください。


庶民向けの自動車の開発、大量生産へと成功を収めたフォードへのインタビューでのやりとりです。

記者「フォードさん、あなたは何も無いゼロの状態からよくここまでの大成功を収めることができましたね」

フォード「失礼ですが、あなたは何も無いゼロの状態だったとおっしゃいましたが、私には何も無かったわけではない。私は最初から無限の宝庫とつながっていることを知っていた」

無限の宝庫について書かれた ラルフ・ウォルドー・トライン の著書をフォードは若い頃から愛読していました。フォードの成功哲学の中にトラインの教えがあったのです。


これらは、後へと続くアメリカの企業家やあらゆる分野の成功者に影響を与えたであろう事は想像がつきます。今日のアメリカを築いたひとつの原動力になったのではないでしょうか。


フォードはこの世には、無限の英知やあらゆる全てのものを取り出すことが出来る「無限の宝庫」が存在している事を認め信じていました。きっと最初は書籍を通じてそういった大いなる力というものに初めて出会ったのかもしれません。フォードはそれを信じたのです。


キリスト、天使、釈迦、不動明王、稲荷、八幡神、天照大神、潜在意識、無限の宝庫。中村天風は大宇宙霊と呼びました。呼び名はなんであろうと、自分が信じられご利益を感じるものがあれば、その力を借り自分自身の目標達成のための力、信念へと変えることができます。

自分の力も潜在意識も信じられない?じゃあ他に何があるのか?



大いなるミエナイチカラ。そういったものは宗教くさい、うさんくさい、それに現実的ではないと。しかしこの世の中は、人間一人ひとりの中にある現実には無い想像力からすべてが始まっています。頭の中の「単なる映像」からです。


もしかして、「自分の力もこれ以上は信じられないし、あとは成るがまま・・・」というふうに考えてしまう。じゃあ、フォードやあらゆる成功者のように、大いなるミエナイチカラを意識して、その力を借りられるよう努力をし、信じてみることを始めてみてはどうでしょうか?それ以上の他に何かありますか?


トラインの言葉を引用させていただきます。

信念、絶対的な、圧倒的な信念こそが、真の成功の唯一の法則である


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ラルフ・ウォルドー・トラインの著書について



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ラルフ・ウォルドー・トライン著 人生の扉をひらく「万能の鍵」

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このトラインの著書は、100年以上も前に出版された原題「無限能力者と調子を合わせる」の新訳です。今もなお、多くの人に愛され続け出版されています。ヘンリー・フォードは自宅に、数十冊もこの著書を構え、それを友人知人にプレゼントしていたといわれています。


原文も古く、アメリカ人的、キリスト教的な感覚な独特の雰囲気のある本ですが、今日の自動車産業の礎を築き、歴史に名を残す実業家 ヘンリー・フォード が、当時、何を思い考えていたのか、そういったことに思いを馳せながらご覧になってみてはいかがでしょうか?


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