素直さは最大の知性

「素直さが大事」と聞いてまず反射的に、騙されてしまうとか、相手にまるめ込まれてしまうとか、自分の考えを曲げなきゃならないなどと解釈をする人がいるかもしれません。


きっと自分の意見や考え方を殺す行為というようなイメージをお持ちの方がいるのではないでしょうか。簡単なことのようですが、多くの人々が出来てないからこそ「素直さが大事だよ」というような決まり文句のようなものがあるのではないでしょうか。

素直さは賢さ

「素直さは最大の知性」とよく言われますが、あのアインシュタインが言ったとか、他の人が言ったとかいわれる有名な言葉です。なるほどなるほど、素直さを持つ人が一番多くを学び賢いというわけですね。


それだけで賢くなれるなら簡単な話しではないでしょか。なら素直に生きて行こうじゃないですか。


自分が知ってたこととは違うという先入観や、これはこうに決まってるという既成概念というものがあるからこそ、情報が入ってきた瞬間に拒絶してしまうことがあるんでしょう。


人それぞれの考え方があるでしょうけど、僕は「素直」とは例えば、「これはこうだよ」と言われ「はい」と即答で納得するようなことだけでなく、他者からの情報が自分の中に入ってきたその瞬間は納得できなくても、その後に心の奥にそのことが残っている状態なら良しだと思ってます。


いつでもそれを引き出せて考えることが出来るからです。忘れてしまってたら意味をなしませんけど。


素直とは誰かの言いなりになることではないです。情報や助言を発した相手が、例え大嫌いな上司や先輩であっても言われたことを心に記憶するとそれは自分の財産になると思います。


「そんなことあるもんか！」と、その場では思ってもＯＫ。記憶に残せばいいのです。けど、言われたことや注意されたことを単なる「恨み」という感情でしか捉えられない場合は残念です。だが、気持ちが落ち着いて後で考えることができるならＯＫ。


とにかく相手が誰であろうとも、その時は腹が立とうとも、人の言葉を記憶に残せておくと後々には様々な知識やノウハウが自分のものとなるはずです。忘れてしまうことが一番「素直」じゃないことだと思います。

たとえ嫌いな相手の助言でも、忘れなければいつでも賢くなれる

納得できなくても、受け入れられなくても、記憶してさえいればいつでもそれを検証したり考え直すことができる。人に意見される事を嫌う人であってもそれは可能です。


どんなに嫌いな相手であっても、どこかに自分より優れた面を高い確率で持っています。なら、見てそれを素直に学んだほうが大変お得です。ムカついた腹いせに良いところを盗んであげましょう（笑）　ちなみにですが、まったく他人の事を見ない気にしない人は、損してる事も多いと思います。見ているだけで色んなことを学べ知性へと変えられる可能性があると思います。