思考は捨て、感覚に頼る
「考えるな、 感じろ!」
このセリフをご存知の方もいらっしゃるでしょう。あの伝説のアクションスター ブルース・リー が映画「燃えよドラゴン」の中で、武術の練習に励む弟子に言った言葉です。
「考えるんじゃない、感じるんだ」思考を巡らすのではなく、感覚に頼れということになります。技の形にばかり囚われるな、感じるままに自然と流れるような技を繰り出せとも言えると思います。
時には、考えるよりも正しく素早い答えを導き出す人間の感覚
人間のありとあらゆる技術というものは、どの世界にあっても人間性や心の状態など、精神というものを抜きにしては、高いレベルまで持っていく事ができません。スポーツや格闘技でも料理でも運転でも職人技でも、なんであろうが技を磨くには心を磨くことも重要となってきます。
そういった事がわかってくると、得手不得手などが無くなり、オールラウンドでの技術を習得するコツがわかってきます。あらゆる、物事の基本にある共通点が見えはじめ、それを感覚で感じとることができるようになってきます。
スポーツや格闘技のみならず、あらゆる場面でも言えますが、いちいち考えてたんじゃ相手の予測不能な動きには付いていけません。常に危険が伴う車の運転なんかもそうですね。
いつ何が飛び出してきて何が起こるかわからない。さあ、前の車が急に止まったー!さてどうする?ブレーキも間に合わないからブレーキを踏みつつそのまま前の車の後部に突っ込むか?はたまた、右に安全ゾーンがあるぞと瞬間に判断して右にハンドルを切ってかわすか?
車の運転をされない方には失礼しますが、いかに人と車が一体となっているかということも大切ですから、そのためには繰り返し運転をしてきて身につけた運転技術というものも必要にはなってきます。
しかし技術があっても、いざという時に、研ぎ澄まされた感覚による素早い判断力、最後まで諦めずに集中できているかどうかということが、結果に影響を与えます。ドライビングスクールの講師みたいになってしまいました。。(笑
この集中ですが、集中した状態にもいろんなパターンがあります。
今に生きる
ここでいう集中とは、今この瞬間に生きると言う意味です。精神を集中させ、その空間に溶け込み一体となっている状態。自分とこの世界には、なんのへだたりも無く、自分とか自分以外と言う概念も存在しない。全てがひとつのものとして存在している。これは考えてもわからないことです。感じなければなりません。
あーだこーだ考え過ぎて頭がパンクしそうになるような時や、いくら考えてもいい答えが導き出せない時。そんな時は考えるのを止め、自分が生きてるこの「今」に意識を集中させて心を鎮め感じてみるといいかもしれません。
そのためには、瞑想や呼吸法などが役立ちます。心が鎮まり、今この瞬間に生きているという感覚を感じ、今まで見えなかったことが見え出したり、なにかを悟ったりするかもしれません。潜在能力の活性化にもなります。
思考する事だけが問題解決の方法とは限りません。考えても前に進まない時や、考え疲れた時は思考をストップさせ感じてみてください。
あと、感じるといえば、昔よく使われた言葉「感覚人間」や「右脳人間」と呼ばれたような方々が身の回りにもたくさんいらっしゃると思います。だいたいそういった方々は「理屈とか理論」とかそういったものをあまり好まない人が多いです。そういった方々は直観力に長けていたりします。
そういったタイプの人たちを見てると、何か大切な事を学べるかもしれません。注意して見てみれば、師は身の回りにいくらでも居ます。よく観察してみてください。
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